関根正雄

目 次

             [ 略歴 ]  [主要信仰著書 ]  [ 参考文献 ]

                                                                       [ホームページ]


略 歴

 1912.8.14    父・関根正直、母・睦の三男として東京・本郷区森川町で出生。

 1924        小石川駕篭町に転居。

 1925.4      東京高等学校尋常科(国立7年制、尋常科4年、高等科3年)に入学。

 1929.1      内村聖書研究会に入会(ペテロ組に編入)。

 1929. 4      東京高等学校高等科文科甲類に進学。

 1929.10      塚本虎二の丸の内集会に第1回から出席。

 1929.10      内村鑑三の日曜講話「コンポルションの実験」を聞き、大きな衝撃をうける。

 1930.       内村鑑三の死去により塚本虎二の丸の内聖書研究会に移る。

 1932.5      父、死去。

 1932.4      東京帝国大学法学部法律学科入学。

            東大聖書研究会に入会。

            法学部2年の終りころに聖書研究を決意、3年の新学期からヘブライ語を始める。

 1935.3      東京帝国大学法学部法律学科卒業。

 1935.4       三菱銀行に就職。

             就職後もヘブライ語の勉強を続け、小辻節三の聖書原典研究所に通う。

 1935.12      銀行を退職。

 1936.4      東京帝国大学文学部言語学科入学。

 1939. 1       第1の回心体験。

 1939.       東京帝国大学文学部言語学科卒業。

 1939. 5     日独交換学生として渡独。

            A・アルト、V・ラート、L・ロスト、E・ウォルフ、J・シュニーヴィントらに学び、

            とくにシュニーヴィントから強い影響をうける。

 1941. 12      太平洋戦争戦争勃発。

             その後も空襲下のドイツに留まる。

 1944.1        母死去。

 1944         ハレ大学で学位取得。

 1945. 5       ソ連軍の手に陥り、その命令でベルリンへ、その後、ワルサワ、モスクワ、満州、新京、

             羅津を経て、

 1945. 7        帰国

 1946.4       「女子神学校」(校長:渡辺善太)のヘブライ語講師となる。

 1947.5       『旧約に於ける神の独一性』(新教出版社)刊行。

 1948.9       「無教会主義の弁証論」を『独立』第4号(1948年8〜9月号)に寄稿。

 1949.1       塚本虎二の丸の内集会で前講を担当。

 1949.2       『無教会キリスト教』(弘文堂・アテネ文庫)刊行。

 1949.3       内村鑑三記念講演会(東京)で「内村先生・教会・無教会」と題して講演。

 1949.9        『旧約聖書―その歴史・文学・思想』(創元社・創元選書)刊行。

 1949.10      「基督者の社会的実践」を『独立』第10号(1949年10月号)に寄稿。

 1949.12.4     塚本虎二より独立し「千代田無教会集会」(会場:桜蔭学園)を発足。

 1949.12       『宗教改革の論理ー無教会キリスト教の神学的基礎ー』(弘文堂)刊行。

 1950.3       内村鑑三記念講演会(東京)で「無教会信仰の建設」と題して講演。

 1950.4       内村鑑三記念講演会(大阪)で「内村先生以後二十年」と題して講演。

 1950.3        『無教会主義と聖書』(三一書店)刊行。

 1950.4        『預言と福音』誌創刊。

 1950.4        日本聖書学研究所の創設に参画。

 1950.12       『戦争と平和について』(松本治三郎・武田清子と共著、新教出版社)刊行

 1951.2        浅野順一・政池仁らと「基督者平和の会」を結成。

 1951         この頃から手島郁郎の集会に参加して異言や種々の霊的な経験し、

              「原始福音」運動に共感する。

 1952.2         『イスラエル宗教文化史』(岩波書店・岩波全書)刊行。

 1952.6         『旧約聖書の読み方』(三一書店・三一基督教文庫)刊行。

 1952           第2の回心体験。

 1952.9        集会で、霊的信仰からの訣別を宣言。

 1952.10        「福音の再発見」(『預言と福音』10月号)で原始福音の誤りを指摘。

 1952.12        『ガラテヤ書研究』(三一書店)刊行。

 1953.2         手島郁郎の運動に投じた過誤を反省し、責任を取って『預言と福音』を

              1953年2月号から3ヶ月間休刊。

 1953.12        集会で『おとずれ』誌創刊。

 1954.3        『旧約宗教の社会学的背景ーウエーバー「古代ユダヤ教」研究ー』

              (内田芳明と共著、新教出版社)刊行。

 1954.9        東京教育大学文学部言語学科助教授。

 1954         『内村鑑三』(創文社)出版。

 1955.2         「コリント会」発足。

 1955.3        内村鑑三記念講演会(大阪)で「罪の赦しの福音」と題して講演。

 1956.5         『旧約聖書 創世記』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1956.12        『おとずれ』誌休刊。

 1957.7         『旧約聖書 サムエル記』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1958.9         『おとずれ』誌再刊。

 1958          日本聖書学研究所主事に就任(1988年まで)。

 1959.11        『旧約聖書 エレミヤ書』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1960.3         集会会場を新宿・家庭クラブ会館に移転。

 1960.3         内村鑑三記念講演会(東京)で「福音と諸宗教」と題して講演。

 1961.3         内村鑑三記念講演会(東京)「内村先生と現代」と題して講演。

 1961.3         『旧約聖書 イザヤ書(上)』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1962.6         『イスラエルの思想と言語』(岩波書店)刊行。

 1962.10         『エレミヤ書注解』(待晨堂)刊行。

 1963.3         内村鑑三記念講演会(東京)で「言葉と霊」と題して講演。

 1963.12        『旧約聖書 エゼキエル書』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1964           東京教育大学文学部教授。

 1965.3         内村鑑三記念講演会(東京)で「聖書について思うこと」と題して講演。

 1965           「ベトナムに平和を求めるキリスト者緊急会議」の発起人となる。

 1965.8          『旧約聖書 イザヤ書(下)』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1966.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「キリスト教史と内村鑑三」と題して講演。

 1966            東京教育大学評議員。

 1967.1          『旧約聖書 十二小預言書(上)』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1967.2          『旧約聖書 十二小預言書(下)』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1967.11         『世俗の中の福音』(キリスト教夜間講座出版局)刊行。

 1967.12         編著『内村鑑三』(青木書院)刊行 。

 1968.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「問題の所在」と題して講演。

 1969.1          『旧約聖書 出エジプト記』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1969.9          『古代イスラエル研究ー対象と方法ー』(岩波書店)刊行。

 1970.2          『ヨブ記注解』(教文館)刊行。

 1970.3月         内村鑑三記念講演会(東京)で「四十年の星霜」と題して講演。

 1970           日本旧約学会会長に就任(1979年まで)。

 1971.1          『詩篇注解(上)第1篇ー第75篇』(教文館)刊行。

 1971.6          『旧約聖書 ヨブ記』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1973.1          『詩篇注解(下)第76篇ー第150篇』(教文館)刊行。

 1973.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「無教会の前途」と題して講演。

 1973.11         『旧約聖書 詩篇』(岩波書店・岩波文庫)刊行。

 1973           集会内に神学研究会を発足。

 1974.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「歴史の終末―預言者と内村」と題して講演。

 1974.5          第1回韓国伝道旅行。

 1975.3          内村鑑三記念講演会(大阪)で「聖書から学ぶ」と題して講演。

 1976.3月        内村鑑三記念講演会(東京)で「なくてならぬもの」と題して講演。

 1976.3          東京教育大学を定年退官。

 1976.10         編著『信仰と政治の根本問題ー無教会二代目研究を中心にー』

               (キリスト教図書出版社)刊行。

 1977.3          内村鑑三記念講演会(名古屋)で「信仰と自由」と題して講演。

 1977.3          『旧約聖書学と共に(上)』(山本書店)刊行。

 1977.7          『旧約聖書学と共に(下)』(山本書店)刊行。

 1977.10          第2回韓国伝道旅行。

 1978.2          『旧約聖書文学史(上)』(岩波書店・岩波全書)刊行。

 1979.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「内村先生に学ぶ」と題して講演。

 1979.10          『関根正雄著作集』(新地書房)の刊行開始。(1989年12月完了)

 1980.2          『旧約聖書文学史(下)』(岩波書店・岩波全書)刊行。

 1980.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「内村先生五十年の記念に」と題して講演。

 1980.4          内村鑑三記念講演会(大阪)で「歴史の中の福音」と題して講演。

 1981.3          内村鑑三記念講演会(名古屋)で「喜びのおとずれ」と題して講演。

 1982.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「信仰と現実」と題して講演。

 1982.11         『古代イスラエルの思想家』(講談社・人類の知的遺産)刊行。

 1982            日本学士院会員。

 1984.3          内村鑑三記念講演会(名古屋)で「無教会信仰と現代」と題して講演。

 1985.3          内村鑑三記念講演会(東京)で「内村先生の遺産」と題して講演。

 1985.12          『マタイ福音書講義』(伊藤進と共著、新地書房)刊行。

 1988.8           『預言と福音』誌終刊。

 1989.1           『新・預言と福音』(集会の営みとしての隔月刊の雑誌)創刊。

 1989.10          第三回無教会キリスト教全国集会で「無教会伝道学校」を提案。

 1990.1           新年集会の主宰が集会員有志・関根集会独立会員の共同運営となる。

 1990.3           内村鑑三記念講演会(東京)で「第二の宗教改革」と題して講演。

 1991.2           関根正雄・高橋三郎連名で「無教会大学設立趣意書」(案)を公表、

                「無教会大学設立準備会」発足。

 1992.1           「無教会研修所」発足、主事に就任(4月開所)。

 1993.10          『新訳 旧約聖書 第?巻 律法』(教文館)刊行。

 1994.4           『新訳 旧約聖書 第?巻 歴史書』(教文館)刊行。

 1994.7           『新訳 旧約聖書 第?巻 預言書』(教文館)刊行。

 1994.10          集会名を「無教会新宿集会」に改称。

 1995.1           『新訳 旧約聖書 第?巻 諸書』(教文館)刊行。

 1996.9          『聖書の信仰と思想―全聖書思想史概説―』(教文館)刊行。           

 1997.12          『旧約聖書』(既刊4分冊の1冊本、教文館)刊行

 2000.9.9         急性循環不全のため死去。

 

         参考資料: ・ 『新・預言と福音 別冊 関根正雄葬儀特集』(新・預言と福音社、2000年)の「故人略歴」(93〜94頁)

                   ・ 『関根正雄著作集』(全20巻、新地書房、1979〜1989)のうち、

                      第1巻の「あとがき―「たましいの歩み」―」(472〜479頁)

                      第3巻の「? 自伝的文章」(141〜273頁)

                    ・『関根正雄著作集 別巻』(教文館、2004)の「関根正雄著作目録 作成 森田外雄」(巻末1〜75頁)

                    ・関根正雄著作集の『月報』

                                                                           [関根正雄 目次]  [ホームページ]


 主要信仰著書

               『関根正雄著作集』(全20巻). 新地書房. 1979〜1989.

               『関根正雄著作集 別巻』. 教文館. 2004.

               『旧約聖書 ―その歴史・文学・思想―』. 創元社(創元選書). 1949.

               『イスラエル宗教文化史』. 岩波書店(岩波全書). 1952.

               『エレミヤ書注解』. 待晨堂. 1962.

               『世俗の中の福音』. キリスト教夜間講座出版部. 1967.

               『内村鑑三』(編著). 清水書院. 1967.

               『古代イスラエル研究』. 岩波書店. 1969.

               『ヨブ記注解』. 教文館. 1970.

                『旧約聖書と共に (上),(下)』. 山本書店. 1977.

               『旧約聖書文学史 (上),(下)』. 岩波書店(岩波全書). 1978,1980.

               『古代イスラエルの思想家』. 講談社(人類の知的遺産 1). 1982. 

               『マタイ福音書講義』(伊藤進と共著). 新地書房. 1985.

               『聖書の信仰と思想―全聖書思想史概説―』. 教文館. 1996. 

                                           『関根正雄 初期著作 1946~1949』. 無教会新宿集会. 2011.

 

               〔 訳書 〕 『創世記』.       岩波書店(岩波文庫). 1956.

                      『出エジプト記』.         〃         1969.

                      『サムエル記』.          〃         1957.

                      『ヨブ記』.              〃        1971.

                      『詩篇』.               〃        1973.

                      『イザヤ書 (上),(下)』.     〃        1961,1965.

                      『エレミヤ書』.            〃        1959.

                      『エゼキエル書』.          〃        1963.

                      『十二小預言書 (上),(下)』.   〃       1967.

                      『旧約聖書』(既刊4分冊の1冊本). 教文館. 1997.

                                                             [関根正雄 目次]  [ホームページ]


 参考文献 

                『旧約聖書と現代』. 関根清三・鈴木佳秀・並木浩一 著. 教文館. 2000.

                    ※ 関根正雄伝道五〇年記念講演会講演集 

                   新・預言と福音 別冊 関根正雄葬儀特集』. 新・預言と福音社. 2000.

                『関根正雄記念 キリスト教講演集 ?』. 関根正雄記念キリスト教講演会準備会. 2001.

                『関根正雄記念 キリスト教講演集 ?』. 関根正雄記念キリスト教講演会準備会. 2003.

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                『冬薔薇 ―創られたものとして― 』. 関根泰子 著. 無教会新宿集会. 2003.

 

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